楽して生きたい

既婚腐女子の日々徒然

普通の感覚

某コラボの関係で色々と興味深いツイートをたくさんみる。

 

普通って難しいよね…自分は普通だと思っていたのに違った!というのはある程度歳を重ねれば直面することだと思うのですが、今回のは治安関係で、危機意識の温度差というのは自分の身を守る上で非常に大事なことだと思うので、流れてきたものを真面目に読んでいる。

 

大阪、正直私はあまりピンとこない場所であり、治安がいいとか悪いとか数年前まで考えたこともなかった。

しかし数年前、友人たちと集まるということで私はホテルを取った。ちょうど金のない時期だったのでできるだけ安く抑えたい…しかし流石に5千円切るところは危ない気配がしている。ので、6千円だったか7千円くらいの、新今宮駅の前のホテルにしたと思う。

 

「宿とったよね?どこ?飲む場所ある程度ちかくにしようか」そんな友人に場所を伝えたところ怒られた。

 

友人も「昔ほど危なくない、駅前なら大丈夫だとは思う。でも万が一何かに巻き込まれたときの危険度が高すぎる。日中ならともかく、酒の入った状態の女性一人をそこに返すというのは私の中では無理なので、最悪私も泊まるからツインでホテルを探そう?」

 

地元の友人がわざわざ金を払ってでも私をそこに泊めたくない、と主張することに、自分のなかの「危ない」と彼女のいう「危ない」のレベルが違うことに気が付いたし、そこまでヤバイと感じる場所がある、ということにも驚いた。

 

そこで初めて、いわゆるあいりん地区などのことも知ったのである。もう40年ちかく生きているけれど、近寄ったこともなければ興味もなかったことなので、私の中にはそんな場所がある、ということすら認識されていなかった。

 

友人に聞いて初めて興味をもち調べたけど…「こんな場所あるんだな」という感想であった。

あと他にも危ないと言われる場所に泊まったことがあるのだが、確かにホテルまで5分?10分かからない場所であったが、ラブホと飲み屋街であり、女の子が一人で歩くのはちょっと怖い場所だなあと思った記憶はある。

私はもともと居酒屋で働いていたし、お水の友達も多くて地元の飲み屋街も平気だし、働いていた場所と同じビルにやくざさんがいたこともある。

そういうのもあって、所謂安全な場所しか知らない、というわけではないし、それなりに「あ、このへんは近寄らんどこ。さっさと抜けちゃおう」っていうスキルはあると思う。

 

でもこのスキルは、そういう場所があると知っているからこそ培われるスキルであって、知らない人には無理なのだ。

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わかりやすいのはこれかなーって思いました。

普段から目にするものでこれだけ差が出る。

そして「危ないから近づかない」を普通に行っている人は「倒れてる!心配だ」と近寄った人に対して「自衛能力が低い」と感じると思うのです。

これ、どっちがいい悪いじゃないよね、実際具合悪くて倒れててそれで助かった人はとても感謝するだろうし、スルーして亡くなった人がいたら、とても後味が悪いだろうと思う。

でも正解はないわけで。だからこそ色々と自分で考えなければならないけれど、所謂治安のよいところの人の想定する危険度というのは、限界がある。

過剰に誇張するのはよくないとは思うけれど、過剰にしなければ伝わらないことだってあるのも事実だ。

 

特に今回のジャンルは若い子が多いし、最近のグッズ展開をみると徹夜して並ぼうとする子も多いだろう。

そういう子に対して、過剰気味に自衛を求める声があがるのも仕方のないことじゃないかなと思う。

 

 

でも結局何かあったとしても、今の世の中「自衛力が足りない」で済まされてしまうのが一番こわいとも思うのだけれどね。