楽して生きたい

既婚腐女子の日々徒然

忍ミュ8段感想をつらつらと

先に断っておきます。

褒め言葉のみが読みたい方は読まないでください。

批判的な内容を含む個人的な感想です。

 

 

先日

www.musical-nintama.jp

こちらを観劇してきました。

5年生がメインになるのは初、ということもありわくわくもあればドキドキもあり、どんな話にするのかとても楽しみでした。

私のなかに5年生は「5年生」というくくりで全員で動かされているイメージがありました。しかしこれまでの6年生は「い・ろ・は」の組別だったり、犬猿の二人、鍛錬してる3人とそれ以外という形で、別れて動いてた気がするので、5年生はどうするのかがとても興味がありました。

久々知役が座長だったので、久々知を中心に動かすのかな?と考えていました。

あとおそらく公式も解釈に悩んでいると思われる尾浜をどう位置付けるのかにもすごく興味がありました。

 

以下感想です。先に書いた通り批判を含みます!

 

 

まず、面白かったです。

私は前回の忍ミュを地方公演しか観てないので比べられないのですが、今までと違ってライトの演出がすごく面白いなと思いました。

前もあんなだったっけ!?!と思いつつ、でもとても好みだったし、迫力もあって楽しかったです。

また今回は奈落落ちがなくなったぶん、高低差を見せる演出が面白かったです。こういうのはGロッソならではですね。上から降りてくる5年生もかっこよかったし、いつものドクタケさんたちの動きもキレッキレ!

先生の殺陣もあったし!

でも新しい土井先生をみて「足のふとましさが足りない」と思ってしまった、すみません。笑

5年生の武器紹介が歌になっているのも面白かったです。

ただGロッソはいまいち音響がよくないきがして…前方でみていたときは気になりませんでしたが、後方だとちょっとセリフや歌がうまく聞き取れないところもあって残念でした。

不破もやっと武器がでましたね!これ原作・アニメにも取り入れられるのかな。

後半武器使わずに槌持ってるの笑いましたけど。雑!そこがいい!ってなってました。

 

基本的には5年生はまだ6年生には及ばず、舞台では「現6年生は前の(卒業していった)6年生にくっついて、5年の頃から実践にでていたのに、現5年生はまだ実践に慣れていない(今回が初任務)」という設定。

公式のあらすじとしては

 

初忍務によろこび勇んで忍術学園を出発した五年生であったが、
忍務を果たせず、六年生、兵庫水軍衆や一年生からも力不足だとあなどられる。
「頼りない五年生!」と上級生たちから思われていることを感じていたが、 一転、五年生は自分たちのやり方で忍務をやり遂げる。
満を持して、ドクタケ水軍安宅船の討伐へ!

 

 となっていました。

 

で…

自分たちのやり方で忍務をやりとげる…

 

5年生なりのやり方って、全部尾浜がしきることなんですか!?!?!

 

私の不満はここです。

正直、観終わった感想のなかに「優秀な尾浜・鉢屋とそれ以外」があります。

それくらい、個人的には忍者としての差をつけられて描かれたようにみえました。

それが残念で残念で。

あくまでも個人的な感想で主観でしかありません。

でも今までの6年生は適材適所の描かれ方をされてたと思うのです。かっこいい場面もあれば、やられてしまう場面もあって、それぞれ足りないところをみんなで補って…

そういうものだと感じていたので、今回全ての手柄が尾浜に集中してしまったのが個人的に納得がいきませんでした。

キャラはね、みんな豆腐とか迷い癖とか熱くなるところとか、そういうの上手く出してくれて楽しかった。鉢屋の演出も面白かった。

豆腐云々のネタで登場している場面が多いから、それ以外の見せ場は少なめになってしまう、そういう事情があるのもわかるんです。尾浜はこれまでの設定から、見せ場を作るのが難しいというのも理解はしています。

それでも、個人的には忍者という設定がある以上、忍者としての差があるように見えてしまったのが残念でなりませんでした。

鉢屋の変装を毎回説明するの、なんで尾浜なんです?ろ組の二人じゃないの?学級委員会で一緒の時間よりもはるかに長い時間をろ組の二人のほうが過ごしてるじゃん?

「不破雷蔵あるところ、鉢屋三郎ありさ!」のセリフもありました。

これがあるくらい、一緒に過ごしてる鉢屋の変装に不破が驚いてなんで尾浜が見破るんだよ!!!ってどうしてももやっとしてしまったのです。

 

これが、尾浜と久々知が主導で作戦を練ってるとか、こうだったらどうだ?とかそういうセリフがあればよかったと思う。もしくは、前回の文次郎の言葉にあったように「千の言葉を言えばそのうち二つ三つは重なるもんさ(うろ覚え)」みたいな、今回はたまたま尾浜が上手いことできたよ、的なものがあればよかったのに…と考えてしまいました。

自分の中に確固たる「5年生像」がなかったので、余計に違和感もあるし、自分で上手く咀嚼して納得できない部分がとても大きかったです。

 

でもSNS見たら基本的に5年生ファンは喜んでいたし、むしろ全員が活躍するなんて同人じゃないんだから、という意見もあったので、気にしてしまうのは私個人の問題なんだろうなと思います。でも個人的には「俺TUEEEE」を同人でやればいいじゃない、と思ってしまうけど。

 

再演を楽しみにしたいけど、尾浜の活躍が減ったら減ったでファンは悲しいだろうし、難しいところだな~